大德寺昭輝の部屋
大徳寺
2024年12月27日
「もっともすばらしい人間は
水のようだと喩えることができる
水はあらゆるものに潤いを与えて
手柄を誇らず また
人々のもっとも嫌う低い所にとどまり
それゆえ道(タオ)にそっくりだと言えるのである
水は低い所へ流れて
その心は深く
万物は水によって生命を得るのである
水はよく澄んでよく他者を映し
あるいは他者をよく洗い清め
器しだいでどんな形にもなり
四季の時節をはずすことがない
もっともすばらしい人間は
水のような美徳を備えているために
咎めがないのである」
老子の教えである。今の時代は、世の中は、豊かになり文化、文明は花咲いているように思えるしかし、人の心は、荒廃し戦争、事件がさまざまに起きている。だからこそ静か時間をもち古き教えに耳を傾けてなければならない。